Off the Job Training
Off the Job Training30時間の経験は、2022年新規申請者から申請時点での充足が必須となりました。
2017年〜2021年の移行期間中に、申請時の提出免除で専門医を取得された方は、初回更新時までにこれを充足し、審査で認められる必要があります。新規申請の手引きに記載された必要書類(「様式7」含む)を確認し、提出して下さい。ご不明点は、お問い合わせ下さい。
- 2020年1月以降実施のトレーニングについては、オンラインOFFJTの規定が有効となりました。
- 2024年6月以降実施のトレーニングについては、所定の条件を満たすものに限り1.5倍または2倍の係数を掛けてカウントできるようになりました。(オンラインOFFJTは適用外)
- 2024年6月以降実施のトレーニングについては、座学の時間はすべてカウント不可となりました。
また、係数に関わらず所定の証明書フォーマットをご利用いただくようにお願いいたします。
【OFFJT認定要件(基本原則)】
患者が対象ではないこと
上級医による指導があること
外科的手技および補助循環(人工心肺など)操作を含むこと(注)
「修練指導者」有資格者が企画・運営に参加していること
30分(0.5単位)以上であること
医師免許取得後のOFFJTのみが認定される(医師免許取得前のものは認められない)
注:OFFJTは本来、臨床判断や診断など臨床全体を包括する幅広い概念であり、侵襲的手技に限定した概念ではない。よって、ケーススタディやシミュレータを用いたエコー診断トレーニングなどのOFFJT認定開始時期については今後検討を行う。
なお、30時間の内訳には、特定の手術だけでなくバリエーションがあることが望ましい。
現行、以下のような例はOFFJTと認定します。
- 病院内で指導医を相手に、布に連続縫合する練習をした。
- 指導医に助手をしてもらい、血管吻合の動物実験をした。
- トレーニングセミナーで、人工血管で吻合の練習をした。
- 人工心肺トレーニングセミナーで回路組み立てと操作を1時間した。
- 技術講習会に参加し、ブタの心臓で弁置換の練習を1時間行った。
ただし、手技見学や講義の時間を含めてカウントすることはできません。
例:30分の模擬手術見学後に1時間の実技=1単位(1時間分)
NEW
【経験時間の係数について】
2024年6月以降に実施したトレーニング経験は、その内容に応じて、実技経験時間に以下の係数を認めます。
基本原則は、すべて同じです。
係数の有無を問わず、座学時間はトレーニング経験時間としてはカウントできません。
主催側は、基本原則ならびに証明書発行の注意事項を確認の上、所定の証明書フォーマットに則り適切な受講証を発行してください。
経験時間数(単位) ×2 となるOFFJT
実技に先立って必要な座学を行い、且つ、以下のいずれかに当てはまるもの
- Cadaverを用いて行われたもの
- 動物組織、Simulator、3D printing modelのいずれかの使用を必須とし、且つ、関係3学会(*)が関与する形で行われたもの
*日本胸部外科学会, 日本心臓血管外科学会, 日本血管外科学会のいずれか
経験時間数(単位) ×2 となるOFFJT >>
経験時間数(単位) ×1.5 となるOFFJT
実技に先立って必要な座学を行い、且つ、以下に当てはまるもの
- 動物組織、Simulator、3D printing modelのいずれかの使用を必須とし、且つ、関係3学会が関与しない形で行われたもの
経験時間数(単位) ×1 となるOFFJT
【オンラインOFFJT認定要件(下線部分がオンラインに適用される条件)】
必要時間数30時間の内、10時間まで認められます。2020年1月以降のものが有効です。
ただしオンラインOFFJTに係数を適用することはできません。
患者が対象ではないこと
上級医の指導があること
外科的手技および補助循環(人工心肺など)操作を含むこと
「修練指導者」有資格者が企画・運営に参加していること
30分(0.5 単位)以上であること
医師免許取得後のOFFJT のみが認定される(医師免許取得前のものは認められない)
オンラインOFFJT 時間はOFFJT による認定必要時間の1/3 までとする
オンラインOFFJT の動画と会話を記録し、求めに応じて開示できること
参加者間で統一された一定の動画撮影条件を満たすこと(※)
上級医は受講者が確実に本人とわかるように、写真付き身分証明書を用いて本人確認を行うこと
※動画撮影の条件: 録画と録音が同時に記録可能なスマートフォン(iPhone、Android)または高画質カメラを照明器具とともに三脚等を用いて固定し、各OFFJT内において参加者間の公平性を保つために定められた規定の方法(撮影角度、明るさ、接写の程度)で撮影すること。
【OFFJT Certificate記載事項】
申請時には、個別のOFFJT経験証明書の提出が必要です。
2024年6月以降実施のトレーニング経験は、係数の有無に関わらずこのページに掲載の証明書フォーマットをご利用願います。
【必要項目】
- 受講者氏名
- 実施年月日
- 場所
- 時間数、係数、単位数
- 具体的なトレーニング内容(手技名、使用した道具、プログラム内容等)
- 主催団体 ※施設内トレーニングの場合は実施施設名でよい
- 企画・運営・指導を行った修練指導者の署名(または捺印)
注意事項:
時間数は30分(0.5単位)を最小とし、係数を掛ける場合は実時間,係数,単位数を分けて記載すること。
例:2時間 × 2倍 = 4単位
実時間で30分に満たない時間数は切り捨てること。
係数をかける場合は切り捨て後の時間数(0.5時間の倍数)に係数をかけること。
0.5単位未満は切り捨てること。
例:1時間40分⇒ 1時間30分
例:1時間30分×1.5倍= 2.5単位
実技に先立って必要な座学は実施内容を記載すること。
座学の時間数はトレーニング経験時間数としては計上しないこと。
休憩時間は計上しないこと。
修練指導者の署名をコピーして別日程の証明書に使い回す行為は認められません。
2024年6月より前のトレーニング経験に遡りで係数を掛けることはできません。
係数を適用するトレーニングの場合は、受講証の書面にプログラム内容を記載する必要があります。
なお、係数適用のための要件を満たしていない受講証が申請時に提出された場合には、すべて×1のトレーニングとして扱います。
NEW
×2対象
Off the Job Training証明書フォーマット >>
×1.5対象
Off the Job Training証明書フォーマット >>
×1対象
Off the Job Training証明書フォーマット >>
【日本血管外科学会Off the Job Training】
http://www.jsvs.org/ja/event/offjt/
【Off the Job Trainingテキスト】
心臓血管外科専攻医・専門医必修 Off the Job Trainingテキスト(南江堂)
http://www.jpats.org/modules/bulletin03/index.php?page=article&storyid=190
【Off the Job Training連携協力団体】
1)学会
2)OFFJT研究組織
3)手術トレーニングセンター
4)協力企業
※連携協力団体担当者にご連絡を取りたい方は、心臓血管外科専門医認定機構へご一報ください。
E-Mail:cvs-master@umin.ac.jp
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